( 'A`)     読み終わった。傑作だった。
_φ___⊂)_   
/旦/三/ /  
「生成不純文学」 木下古栗
27位/723作品。日本語小説。
傑作純文学短編集。四作品とも笑える。そして、まちがいなく真実の探求が描かれている。
その正確な評価は、先駆者である田中啓文を確認せねばできないのであるが、
中原昌也を超えているのは確実といえよう。
例えるなら、アニメ「メイドインアビス」九話で語られたあのことば、正確には思い出せないがおおよそこんなことばであった。
悲劇を糧として花が咲き、その美しさに勇気づけられて人々が生き、
その植物によって人々は悲劇を起こす、悲劇と花は循環して生きつづける。
というような話であった。この短編集はそのような類のものである。