ホーキンスの主張において、予測が重要であることを知っている人は多いが、連想の概念と結びつけて、ホーキンスの主張の本質を理解している人は少ない。
連想も予測と同じかそれ以上に重要な概念だ。
誤解している人が多いと思う。

考える脳考えるコンピューター p.88

思考と記憶は連想によってつながっていて、すでに述べたように、ランダムな思索はけっして現実には起こらない。

脳は自己連想によって現在の入力を補い、自己連想によってつぎに何が起きるかを予測する。

このような記憶のつながりが「思考」の本質だ。

それはどのようにも展開するが、その方向を本人が完全に決められるわけではない。