■速報■

富士通は、産業技術総合研究所(産総研)が導入する
AI(人工知能)専用スーパーコンピュータを受注した
2017年10月7日、分かった
受注額は約50億円
米インテルのCPUを2個と米エヌビディアのGPUを4個搭載した
サーバーを1088台並べる
理論上の演算性能は国内最速の37ペタFLOPS
(1秒間に3京7000兆回)に達する
2018年度に運用を始める

産総研は政府が2016年度第2次補正予算で195億円を投じた
「人工知能に関するグローバル研究拠点整備事業」を管轄する
このうち3分の1程度をAI専用のコンピューティング基盤
「AI橋渡しクラウド(AI Bridging Cloud Infrastructure:ABCI)」の
整備に投じる、としていた

ABCIの理論上の演算性能である37ペタFLOPSは、
東京大学と筑波大学が共同運営する国内最速スパコン
「Oakforest-PACS」の25ペタFLOPSを大幅に上回る
実効性能は20ペタFLOPS前後になるとみられる

産総研が東京大学のキャンパス(千葉県柏市)に新設する
データセンター内に置く
富士通はサーバーやストレージのほか、
AIの学習や推論の処理を効率よく実行するための
ソフトウエアなども整備する