>>761
以下、amazonの書評。

中でも白眉は、人工知能に特化したスーパーコンピューターを作っているベンチャー企業、PEZY Computingの齊藤元章氏との対談だ。
人間の脳に迫るディープラーニングを実現するために必要なハードウェアが存在しないことから、それを作ってしまおうという志がまず凄い。
そして、2025年ころまでには前特異点を創出しようとのロードマップに沿って、今のところ着実に進んでいるところがまた凄い。
さらに、人工知能が本当に実現するのは、既存の人間の知的労働などではなく、それを遥かに超える価値の実現だとするのにも大いに頷かされる
(産業革命で実現したのは、人力や牛馬の機械によるたんなる置き換えではなく、巨大な事業や工事が可能になり、果てはロケットが月に人を運べるようになったことなのだ!)。
特異点、つまり「シンギュラリティ」が実現された場合に何が起こるのか、これだけ具体的なイメージを持っている人も他にいないのではないか(詳細はぜひ本書を読んでいただきたい)。
この対談だけでも本書を読む価値がある。