A
顔を思い出そうと今いくら努力しても思い出せない。
童貞を奪ってもらった相手の名前はもちろん顔も思い出せないのは
我ながら物悲しい人生だなと思うが、こんな生き方だからしょうがない。
その他の特徴もさっぱり記憶に無い。歳は20代後半から30代前半くらいか。
ちょっとぽっちゃり目の体型だったが、女性経験絶無の自分には何の不満も無い。
座ってしばし雑談。これが一番苦手だ。「今日は仕事帰り?」とか
女性が話しかけてくれる。こっちは「うん」とか「いや」とか
聞かれたことにだけ一言二言答えるだけ。ろくに視線も合わせず、うつむき加減で、
時々相手の顔を見る。緊張で挙動不審男と化す。(恥
こちらが童貞であることは言わなかった。(プレイ中に丸わかりだっただろうが・・・)
相手の「それじゃ始めようか」との一言で解放される。
女性が電気を消し、服を脱ぎ始める。薄暗い中で、着替えを眺める。
もちろん女性の着替えを見るのも初めて。
自分もドキドキしながら、仕事用の安いボロスーツを脱いでゆく。
「それじゃ布団に寝てください」と言われる。
気恥ずかしさと緊張が合わさって、何を考えたかパンツだけ着けたまま
横になろうとして「あっ、パンツも脱いでね」と言われる。(恥
ちなみにそのときの下着はいい年して白ブリーフ。(大恥
女性が寝転んだ自分の左側に座り、チンポを手に取る。
皮を剥いて口に咥えた。生まれて初めてフェラチオをされる。
ほんの数秒咥えただけで、女性が「ゴム着けていい?」と聞く。
「うん」と答えると、まだ勃起していないチンポに器用に装着。
仮性包茎で、仕事帰りなので風呂は昨日入ったきりで、しかも少し前
トイレを済ましておこうと駅で小便したから、かなり臭かったんじゃないかと
思う。(欝  ごめんなさい。
再び咥え始める。今まで経験したことの無い奇妙な感覚が全身を走る。
ただ、すぐに逝ってしまうような快感は無く、むしろ緊張のためかなかなか
勃起しない。少しだけ焦りを感じるが、気持ちを落ち着けてチンポに感覚を
集中させるとかなり勃起してきた。