120年前頃に終わった小氷期(北半球で平均気温が1℃ほど低い傾向が続く時期のこと、南半球でも同様の傾向があるようだが昔の観測データが不足)
は500年間くらい続いた。
その原因は太陽活動の低下によるものである。
太陽活動の低下は、実は小氷期を起こすくらいの力がない。
小氷期より凄い寒冷期には数千年単位の亜氷期(海洋循環が原因らしい)、その上の氷期(いわゆる氷河期のことで10万年ほど続くが、その中には短い温暖期もある。原因はミランコビッチ三要因)、そして氷河が存在する氷河時代(氷室期ともいう、1.35億年周期、銀河オリオン椀との相関位置関係による)があり、どの寒冷期も天文現象が原因である(海洋循環も天文現象により発生している)。
ちなみに現在も既に新たな小氷期に入っているとの学説もある。
2000年前後から小氷期に入ったが、ダンスガード・オシュガーサイクルの灼熱化(亜間氷期終わりの灼熱化)のほうが色濃く影響してしまっている。
ちなみに2030年位に小氷期の寒冷ピークが来ると予測されていたが、それも外れるかもしれない。
太陽活動はむしろ活発化しているらしい。
どちらにせよ人間にどうこうできる話ではない。
地上を白く塗りまくるくらいしか灼熱化への対応策はない。