>>463
クホリアに関しては各論あるようですが、以前話題になった人物モデルは、

https://shade3d.jp/data/3dprinter.html
オーバーハングがあり、空中に浮いている。特に髪の毛の部分。
これをうまく印刷するためには、サポートマテリアルを使用し支えるか、モデルを分割して、空中造形を回避する。
モデルを分割した場合でも、髪の毛部分が球体状なので、シングルノズルでは、サポートを外した痕跡をゼロには出来ない。仮に出来るとすれば、プラモデル製作の腕。
モデルを修正するには、髪の毛・顔・頭部・上半身・腕・下半身で分割することが望ましい。
モデル自体が精細な再現度、特に顔・髪の毛の先端を要求しているので、0.2mm級小径ノズルを使用
土台部分は別途印刷するか、下半身と同時印刷
印刷のために土台は必要ない

https://shade3d.jp/community/articles/jinko_stl_dl.html
これは、細いパーツが完全に空中に浮いているので、プリンターの性能ではなく、プラモデル製作の道具や腕前依存になる。
SLAでの印刷結果が貼ってあるが、モデル修正せすに印刷したり、サポート材を付加せずに印刷することはSLAであっても出来ない。
FDMであれば、0.15mm級のノズルを使用し、デュアルで印刷しなければ、サポート材を外す気にならないレベルの複雑度で、複雑度を回避するには、等倍に近いサイズにし、小径ノズルで印刷する方が望ましい。
精度とサイズを同時に達成するには、印刷に一週間以上必要。
なお、土台部分は、全くの邪魔で、極端に作業性を悪くするので、本体と土台の2つに分割した方がいい。
無数の細いパーツを一つも壊さずにシングルノズル条件で達成するとなれば、サポートを外す作業がよほど上手くないと失敗する

プリンターの性能試験をするのか、プラモデル製作の腕自慢が目的なのか、不明なモデル。
モデルを分割することもOKなのか、サポート材を使うのもOKなのか、それらを回避して、いかに確かに作れるのか、諸条件により難易度が大きく変化する。

これらのようなモデルを何の負担も無く印刷できれば素晴らしいが、特に後者は困難。
形状の再現だけを目指すのであれば、モデルを多数のパーツに分割して、組み合わせ接着する方法が容易。
しかし、それでは、プリンターの性能試験にはならないだろうね