次はH8/3694FのTimerWを制御してFMラジオから音を出すワイヤレス実験。
TimerWの出力端子P81/FTIOAに約2Mほどの電線アンテナを繋げてFMラジオに送信する

FMラジオで音が発生する仕組みはTimerW出力の矩形波成分833*100倍高調波と910*92倍
高調波がそれぞれ83.33Mhz,83.720Mhz近傍に発生し近い周波数で電波が生じる。
信号がFMラジオ占有帯域である約200-300khz帯域に入るので、833k,910kの高調波が適切な時間で
切り替えればシンプルな二値のFM変調動作となりFMラジオのFM検波回路で再生され音として
聞こえる。83Mhzに適切に同調したアンテナやLC回路がTimerW出力側にあると周辺帯域のノイズは
さらに小さくなる。音として確認することができ、FMラジオ経由のASKとしてシリアル
データを送信する事も可。