日常使いとしてのカードと考えると、意外と知られていないのが、
「ショッピング保障が無い」って点だ。
他社では、年会費無料のカードにすら付いている機能が、
エポスでは、平どころか、ゴールドにも付いてない
お買い物のための、百貨店系列のクレカであるにもかかわらず、だ。

ショッピング保障は、年会費1000円で追加できるが、
その内容は、90日以内・年間で50万円まで・自己負担なし
というもの。
ちなみにセゾンゴールド・アメックスでは、
120日以内・年間で200万円まで・自己負担なし
という保障が、標準で付いてくる

また、エポ金には、「国内旅行傷害保険」も無い、って点だ。
エポスプラチナにしか付帯していない。
他社の年会費無料の平カードですら、国内旅行傷害保険付帯は珍しくないというのに。
だから、エポ金で国内旅行を決済するときは、要注意だ。
なおセゾン雨金には、5000万円の国内旅行傷害保険が付帯する

要するにエポスは、「海外旅行する人」には、とてもオススメのカードだが、
「海外なんか行かないし」って人には、知られざる落とし穴がある

さらに、「本当にエポスは海外に強いか?」という点に関しても、
細かい点で問題がある

海外旅行には航空機の遅延欠航・手荷物遅延ロストが生じうるが、
セゾン雨金にはかなり手厚い保障があるが、エポ金には無い

また、海外旅行傷害保険において、「疾病・傷害」ではセゾン雨金もエポ金も、
300万円まで保障だが、「死亡・後遺障害」においては、
エポ金は1000万円まで、セゾン雨金は5000万円だ
「死んだ後のことはどうでもいいわ」という人も、「後遺障害の保障額」は気になるだろう。


要するに、セゾン雨金はフルスペックのゴールドカードであり、
元々は年会費1万円を取っていただけの保障が備わっているというわけだ。
これが実質年会費無料とは、いやはや恐れ入る

エポ金は一見素晴らしい特典があるが、細かいところで見ると、
意外と平カード並の、あるいは無料平カード未満の、ショボい点もある。

エポスのポイント制度や、セキュリティや利便性では素晴らしい
長所・欠点を把握・理解した上で利用すれば、
エポ金は素晴らしいカードであることに間違いはない。
長文失礼