日本おかしばなし
『艦遊記』
 
「おい!田中謙介!!」
金角が名前を呼ぶ。普段は反応しない田中謙介が5年振りくらいにリプする。
すると裸の田中謙介の巨体が浮き上がり金角の瓢箪に吸い込まれる。
「謙介さん!?」
男の癖に可愛い複垢の男は田中謙介のアレを掴み一緒に吸い込まれる。
「いくつも名前を呼んだがまったく反応しなかった男の癖に可愛い男もいっしょに逝ってくれたかやれやれ」
くたびれたように銀角は言う。
 
「さ〜てそろそろ酒になったかな。グビグビ」
「お、金角。俺にも飲ませろグビグビ」
「ぶふぉっ!!!!???」
「ぶうぇ…なんじゃこりゃ!?すごく不味い!」
金角はそういうと瓢箪の蓋を開ける。小さいがリズミカルな音が中から聞こえる。
中を覗いてみる。裸体の巨漢が四つん這いの裸体ガリメガネにのしかかるようにして腰を振っている。
そう、田中謙介と玖条イチソ(非本名)は溶解液から身を護るために
絶え間ない高速タナイチをして発生した汗や本気汁などの体液で表面を覆うことで溶けるのを防いでいた。
金角にはさっぱりわけがわからなかった。
「ぐっ…うおおお!体が…!」
呻く銀角。その直後。ボワン!
銀角は男の癖に可愛い男絵師になってキラッ☆としていた。
「ぎ、銀角…?これは一体…ぐっ、お、俺も?」
ボワン!金角は腕を組んだ悔しそうな男になっていた。
姿形が変わってしまったあとはもうひたすら二人で盛りあった。
そして金角と銀角は翌朝には溶けて上質な酒になっていた。
こうして金角と銀角を退治した川上法師一行はアズールレーンをぶっ潰しに中国までの旅を再開した。