太陽が燦々と降り注ぐある日のこと
突然、大雨が降ってきた。
生茂る林の中フェレットが水を求めて彷徨っていた。漸く入江のほとりに佇む レッサーパンダと遭遇した。手に白い紙を持つレッサーパンダは何も言わずその白紙をフェレットへ渡し 姿を消した。
フェレットは、静かにその紙を水に浸し乾かした。
浮かび上がる文字に涙するフェレット。

それは10億年後の 月からのラブレター だった。