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裁判長の質問

裁判長「あなたね、各事件起こした時、相当腹立ってたんじゃないですか?」

被告「だと思います」

裁判長「腹立ってる状態で運転すること自体が危ないですよね? ましてや、やり返すのは危険極まりないですよ。頭に来ないことが必要ですし、そこをちょっとなんとかしないといけないですよね」

被告「はい」

弁護人からの被告人質問の最後に、宮崎被告はあらためて「ドライブレコーダーの映像を通じて、日本中の方々を恐怖の渦に巻き込んでしまったことを痛感しています」と、謝罪を述べた。次回公判は8月31日に開かれる予定だ。

取材・文:高橋ユキ

傍聴人。フリーライター。『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』(晶文社)、『暴走老人・犯罪劇場』(洋泉社新書)、『木嶋佳苗 危険な愛の奥義』(徳間書店)、『木嶋佳苗劇場』(宝島社)、古くは『霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記』(新潮社)など殺人事件の取材や公判傍聴などを元にした著作多数。