自分の唾を出してコロナ補助金申請 検査事業巡り巨額不正の告発 [蚤の市★]


0001 蚤の市 ★ 2023/08/30(水) 08:07:50.93
 自分の唾を吐き出し、検査をしたことにして政府の補助金をだまし取ろうとする――。新型コロナウイルス感染症が拡大していた時期に、町中のあちらこちらで見かけた「無料検査所」。神奈川県の検査所では、従業員たちによる不正まがいの行為が横行していた。1日で2000万円を荒稼ぎする日もあったという。毎日新聞はその詳細な手口について、複数の関係者の証言や無料通信アプリ「LINE(ライン)」のやり取りなどの証拠を得た。取材で明らかになった実態とは。

 新型コロナウイルス「無料検査所」の実態を3回にわたって明らかにします。
 第1回 自分の唾を出してコロナ補助金申請 検査事業巡り巨額不正の告発
 第2回 「小遣いを稼ぎまくろう」 無料検査所で交わされたLINE
 第3回 「感染封じ込めには役に立たない」 官僚から酷評された無料検査
 2回目は8月31日、3回目は9月1日に公開予定です。

 政府の無料検査事業を巡っては、検査したかのように装う架空請求や水増し請求などの不正が後を絶たない。毎日新聞が補助金を交付する都道府県に取材したところ、6月末時点で不正な申請は約240億円に上っていたことが分かった。このうち約30億円が既に業者に支払われていた。政府は全体の検査件数を把握していないが、検査報告数は東京都では約944万回、大阪府で約415万回だった。

 冒頭に紹介したケースの組織の大枠は次のような形だ。補助金申請を指示するなど東京都内の会社「A」が「首謀者」で、A社から業務委託された「代理店」と呼ばれる組織がある。

 代理店には、実際に検査所を運営する神奈川県内の会社「B」などの他、検査所を設けずに検査希望者を個人や複数人で集める組織がいくつか存在する。代理店の下では同様の目的を持つ「2次代理店」や「3次代理店」と呼ばれる組織も活動している。

 関係者の証言で、不正の詳細な手口が明らかになった。まず、B社などの代理店が従業員らの唾…(以下有料版で,残り706文字)

毎日新聞 2023/8/30 05:30(最終更新 8/30 05:30)