【衝撃事件の核心】

 7億円はほとんど残っていなかった。
顧客から旅行券の積立金名目で7億円をだまし取ったとして、
大阪地検特捜部に詐欺容疑で逮捕、
2月10日に起訴された旅行大手「近畿日本ツーリスト」
元社員、清田伸知(旧姓平井)被告(41)。
逮捕直前の取材には「相手も知っていた」と被害者側との共謀説を唱え、
責任回避を図るような発言を繰り返したが、
逮捕後はあっさりと容疑を認めた。
2年間でだまし取った7億円はフェラーリなどの高級外車やクルーザーの購入費、
さらに自らが設立したベンチャー企業の運転資金につぎ込まれていたというのだが…。