生物は無闇やたらに高強度で運動するべきでものでは無いとは思うが、
運動抵抗性と言うやつね。

極端な運動は耐糖能障害やミトコンドリアの機能障害につながる可能性がある
https://promea2014.com/blog/?p=15608


4週間にわたって一定時間エアロバイクに乗りました。最初のフェーズでは、1週間で36分間、4〜8分間隔で高強度のペダリングを行いました。第2段階では、ワークアウトの期間が90分に延長されました。そして第3フェーズでは、1週間で152分に増加しました。最後はリカバリーの期間です。

上の図は耐糖能についてです。Aから順に経口ブドウ糖負荷試験の血糖値の曲線下面積、血糖値の推移、Cは飛ばして、Dはインスリンの曲線下面積、HOMA-IR、HOMA-β、Cペプチド、筋肉全体のGLUT4、細胞膜のGLUT4です。血糖値の曲線下面積はET後に大きく増加しました。インスリン値、分泌能もET後に低下していました。肝臓のインスリン抵抗性は変化していませんでした。

GLUT4は運動をするとインスリンと関係なく細胞膜上に顔を出してブドウ糖を取り込みます。ETでのブドウ糖の取り込み障害とは対照的に、筋肉全体のGLUT4が増加し、ET後に最も豊富でした。しかし、細胞膜上ではGLUT4全てのフェーズで変化していませんでした。つまり運動強度を増加させるとGLUT4は増加するのに、細胞膜上に出てくるのは強度と関係ないことになります。

ミトコンドリアの機能はETで低下したのに、脂肪酸化率は増加していました。