<牛込恵美医師の発表内容のまとめ>
@2型糖尿病患者において、早朝に家庭で測定した収縮期血圧(SBP)の最大値は、
合併症の一つである糖尿病腎症の予測因子になり得る
A家庭血圧が大事で、病院で測定した血圧は参考にならない。
B特に朝の収縮期血圧が大事で、拡張期血圧は参考にならない。
C120/未満が、糖尿病腎症予防には、一番安全。
D季節変動のある血圧は、前もって処方して、自己管理が良い。

これらは、
糖尿病患者における家庭血圧コホート研究(KAMOGAWA-HBP study)データ、
に基づく知見です。
対象は、同研究に参加した正常アルブミン尿の2型糖尿病患者477人。
対象患者のうち67人が糖尿病腎症を発症しました。

我々第一線の医師には、本当に参考になります。
即臨床に応用できることばかりなので、
早速、高雄病院でも江部診療所でも取り入れたいと思います。


上記のこれね。
朝起きた時点の血圧は大概低いが、目の覚め方によって急上昇するからな笑
日内変動は参考にならない。つまり血圧が慢性的に上がりやすい要素の有無がポイントだろ、
肥満インスリン抵抗性とかな。