病気で悩んでいる人がいるとしたら、それは実はその人が望んだものなのです。
病気が治らない人たちは、「治らない」というイメージを強くもっているからです。
人間は頭のなかで理屈で考えたことよりも、体のイメージのとおりに動きます。
たとえば「梅干しを思い浮かべないでください」といったとたんに
口のなかには唾がたまっています。イメージの力は想像以上にすごいのです。
同様に、「病気を治したい」と考えている人ほど、「治らない」
というイメージに支配されて
しまっているということがいえるのです。
  つまり患者にとって「病気が治らない」というのは
思っていたことが実現した結果なのです
ということは、思いどおりになったということです
思いどおりになったものを、手放すわけがありません
そうなれば当然、治るわけもないのです。
では、病気になっても治る患者はどうかというと
病気のことなど、まったく考えていないか
忙しくて病気になっていられないかのどちらかのタイプの人です
もう、病気のことなどに意識がない。
やらなければならないことがたくさんあるから、治ることばかり考えている
ですから全快したということは
その人が自分自身で「治る」と思ったことが実現した結果なのです。