7病弱名無しさん2017/10/11(水) 04:58:07.30ID:cEzvAJOF0

<<NASH・NAFLDの診療ガイド2010(要約版)から一部抜粋>>
http://www.jsh.or.jp/doc/guidelines/NASH-2010.pdf

NAFLDの10〜20%がNASHで、治療介入がない場合は5〜10年で5〜20%の症例が肝硬変に進行する
NASHの5〜10年の経過観察の報告では5〜25%が肝硬変へ進行する。
NASHは自覚症状がないことが多く、診断時すでに肝硬変と診断される症例が10〜20%である。
NASH肝硬変では、肝細胞癌5年発癌率は11.3%、5年生存率は75.2%、死因は肝細胞癌47%、肝不全25%。

<<NASHの傾向について(編集中)>>
アルコール性、代謝性、ウィルス性、自己免疫性の否定
やせても数字が改善しない脂肪肝では特にNASHを強く疑う
(NASHも多くのケースでやせることで改善します)
GOT、GPTがかなり高い(100前後以上)(低いときもある)(40-200)
 進行するほどGOTの比率が高くなる。
高感度CRP陽性
血清フェリチン高値(142ng/ml以上が多い)
脂肪肝にしてはγが高値(アルコール性よりはかなり低い)
恰幅の良い肥満(BMI25以上)、高血糖(インシュリン抵抗性HOMA-IR高値)、高血圧、高尿酸血症
脾腫(脾臓肥大)
血圧130/85↑
Ctで血管が浮き出ると3人に1人がNASH
肝臓(明)と脾臓(暗)コントラストに違いがあると10人に一人
Stage3で一部では繊維化マーカー陽性
W型コラーゲン7S 6割陽性(5.0ng/ml以上)
ヒアルロン酸(43ng/ml以上)
フェリチン10ng/ml↑で瀉血(保険適応なし。それほど高額にはならないらしい。病院によるかも)
血小板の減少
自己抗体陰性の時に疑うが陽性の時もあるので注意