こういうのを恥の上塗り

3. 細胞老化と解糖系制御

上述のように解糖系の亢進(ワールブルグ効果)は,がん細胞が増殖する上で必要な巨大分子の生産や抗酸化能の獲得に有利に働くことから,がん細胞が適応的に獲得したようにも思われる.
しかしその一方で,解糖系の亢進は細胞がん化の結果もたらされるのではなく,むしろ解糖系の亢進が細胞がん化を誘導する可能性が示唆されている.