【始めに】
突発性難聴は原因不明の怖い病気です。
発症直後の受診が理想で、出来れば翌日、遅くても1〜2週間以内に治療開始しましょう。
大抵1〜3ヶ月程で聴力が固定がしてしまいます。(→急性低音障害の場合、もっと長い期間変動が続くことがある)
発症から時間が経つほど、聴力回復の可能性が低くなります。
音を感知する有毛細胞や聴神経は、一度死んだら再生しないからです。
耳の異変に気付いたら、たとえ忙しくても一刻も早く耳鼻咽喉科のある病院に行き、
【聴力検査】を受け、【適切な治療】を開始するとともに、【安静】が必要です。(→長引く急性低音障害については、安静よりも有酸素運動が回復や維持に有効)
1日でも1時間でも早い治療開始があなたの大切な耳を救います。

【症状】
・耳の聞こえの悪さ・・・・・・内耳の機能障害による感音性難聴。
・耳の詰まった感じ・・・・・・耳閉感。水が入ったような感覚。
・耳鳴り・・・・・・周囲に音が無いにもかかわらずキーン、ザー、ボー等の音が耳から聞こえる。
・周囲の音や自分の声が割れて聞こえる。
※周囲の音が大きく響くように感じ、(聴覚過敏・補充現象)、めまい・吐き気・嘔吐を伴うこともあります。
※難聴の自覚症状が少なく、耳鳴りが無いこともあるので注意が必要です。

一般的に片耳だけに【ある日突然】難聴が起こり、起床時に「耳に水が入ったような感じ」を訴える人が多いです。
起きているときに、耳が遠くなり聞こえなくなっていく瞬間を感じる人もいます。
聴力の低下を感じずに、耳鳴りだけに気づくこともあります。