菌が原因の場合、このスレでも度々目にする菌が持つ超強力な防御機構
バイオフィルム(ヌメリ、歯垢等)が作られてしまい薬の浸透を阻まれる事。

バイオフィルムは菌にとっては、薬という寒さや、免疫細胞等の雨から身を守れるマンションの様なもの。

・マンションが完成する前なら菌を抗生物質という寒波で襲い、免疫細胞という雨で凍えさせて退治してしまう事が可能。
・マンションが完成してしまうと、抗生物質という寒波を防ぎ、免疫細胞という雨の侵入を防ぐ上、
 中で菌が冬眠してしまって積極的に栄養を取らないから抗生物質の取り込みも極端に悪くなる。

しかし、菌はマンションの中にいるので直接粘膜と言う外界から隔離されるので、菌が直接接触しにくくなり刺激(痛み等の症状)は減る。

なので今後の研究は、この菌にとってのマンションを作らせない、作られても破壊する事が重要なテーマ

そして、このマンションを発見し破壊、除去する事が出来れば治療しやすくなっていく。
それには今まではもう無効だと思われていたマクロライド系抗生物質の併用により可能になってきたという事。
しかし、この部分についての泌尿器系での研究は残念ながら殆ど進んでいない。

1つには条件に合った被験者を集めにくい事
2つめには研究に熱心な医療機関が非常に少ない事