メリーランド大学のファサーノAlessio Fasano教授のチームが、腸の細胞のすき間を開く作用のあるたんぱく質を発見、
このタンパク質は「ゾヌリン」って名前。小腸の上皮細胞の隣り合う細胞同士は、タンパク質の鎖で絡みあってるんだけど、
これは腸のタイトジャンクション。このタイトジャンクションは緩んだり、閉じたりする機能があり、
異物が接触した場合に、腸上皮細胞がゾヌリンを放出、タイトジャンクションを緩めることで腸粘膜の細胞の間に異物を押し込め、兵士である免疫細胞に引き渡しているそう。
全ての人にこのことが起こるってわけではないのだけど、小麦が品種改良されて、こうしたことが起こりやすくなってるみたい。