風邪を引いたときに熱が出るのは、身体のなかの免疫力が働き、身体に侵入してきた外敵(風邪の菌)を撃退するために体温を上げているからです。
そこへ体温を下げる解熱剤を飲むとかえって風邪は治りにくくなるのです。
 下痢も同様です。侵入してきた菌を排泄によって外に出そうという自衛本能が働いているからです。
ですから、少し程度の下痢だと、下痢によって失われる水分を補給するために、温かいお茶やお湯をたっぷりと飲んで安静にしておくことです。下痢止めを飲むと、
かえって菌が身体に留まり、早く治る症状も長引く危険性があります。
 0−157事件のときに、下痢によって便といっしょに0−157が体外に排出できれば被害はもっと少なくて
すんだかもしれません。下痢を止める薬を飲んだために症状がよけいにひどくなったと聞いたことがあります