立大・山田健太3安打2打点躍動「甘い真っすぐきたら振ろうと思ってた」昨秋以来の本塁打に安堵
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<東京6大学野球:立大9-4法大>◇第2週第3日◇4日◇神宮

今秋のドラフト候補に挙がる山田健太内野手(4年=大阪桐蔭)が本塁打を含む4打数3安打2打点と躍動。勝ち点1に貢献した。

2回、2死満塁から道原慧外野手(4年=駒大苫小牧)の右越え適時三塁打で先制すると、
続く山田は「最初の打席でチャンスで中途半端なスイングをしたので、同じ失敗はしないぞという気持ちで
初球から自分のスイングができる準備をして打席に入りました」と、中越え適時打を放ち、この回4点を挙げた。7回には得点に絡む右越え二塁打。
8回には2死から「甘い真っすぐがきたら振ろうと思っていた」と、狙い通りの球をレフトスタンドへ運び、試合を決定付けた。

ここまで5試合を戦い打点はわずか3打点。4番として勝負弱さを露呈した。「打席に入ると、次の球は何なのか、など細かいことを考えていた」。
タイミングの取り方を修正し、打席では「甘い球を振る」とシンプルな考えに切り替えることで、調子を取り戻した。
昨年秋以来の本塁打に「久しぶりに打てて良かったと思います」と安心した表情を浮かべた。

立大は、このカードで勝ち点を落とすと優勝の目がなくなる大事な1戦をしっかりものにし、勝ち点1を挙げた。
溝口智成監督(54)は「勝たないといけない試合。でもあまり意識せずに開き直っていけと話しをした。自分の力を出せた選手が多かったと思う」と、選手たちをたたえた。

この日、スタンドでは中日の立浪監督が視察。20日のドラフトへ向け、アピールが続く。
山田は「考えても仕方ない。今はできることをやるだけ。チームの勝利に貢献できるように頑張ります」と力強く話した。