過去には現役時代の日本ハム・新庄剛志監督(50)が開幕間もない4月に突然、引退宣言したこともあったが
「選手が言うなら分かるけど監督は自分のモノだけじゃない。立場をわきまえるべき」とバッサリ。フロントを
歴任したOBも「自分から辞めると宣言する監督なんてなかなかいないよ。選手はシラけてしまうし、退任発表で
そのままチーム一丸になれるとも限らない」と首をかしげる。

今まで人気球団の監督去就問題は秋口の風物詩だったが、こうなると当然『次の監督は誰だ』とシーズンそっちのけで
後任人事に注目が集まることになる。

監督退任となれば、その監督が連れてきたコーチたちは次の職探しを始めるのが球界の常。
こういった動きに選手は敏感で、まともなシーズンが送れなくなるものだ。

早くも次期監督候補として、親会社に強いパイプを持ち、再登板に並々ならぬ意欲をみせているのが
岡田彰布元監督(64)。また、引退から2年も、NHKの解説で評価が急上昇中の藤川球児氏(41)もいる。
ファンから根強い支持を得ている掛布雅之氏(66)の名前も浮上する。いずれもキャンプ序盤で解説として来場するため、
選手も気が気でないはずだ。

キャンプインから雑音が入る環境下で選手たちはどんな気持ちでプレーするのだろうか。