午後5時から始まった全体ミーティングの場。昨年はわずか1勝の差で優勝を逃した悔しさを晴らすべく、
士気を高める場で指揮官は退任の話を切り出した。自ら退路を断ち「来年は監督としてここに来ていない。
自分も挑戦していきたい。それがチームや選手のためにもなる」と意図を明かしたが、チーム内には動揺が走った。

ミーティングに参加したチーム関係者は「監督がサラッと退任を語ったので『えっ…』と固まってしまった。
マスクで他の人のはっきりとした表情は見られなかったが、引き上げる際は近くにいた者同士で『マジかよ…』
と話になり、その後ネットニュースを見た知人友人からの問い合わせでようやく現実を知った」と証言。

一方で別のナインからは「今、発表することが正しいとか、正しくないとかはよく分からないけど、かなり驚きましたよ。
ただ、監督が辞めても直接は関係ないですから。僕らは成績を残して年俸を稼ぐのが仕事。(退任発表で)モチベーション
が上がることはありませんけど」。

「狙いが何なのかはよく分からない。(退任を)話してスッキリされてよかったんじゃないですか」と受け止めはさまざまだった。