赤星式盗塁の原案は、「盗塁は、成功数だけでなく失敗数にも着目して評価して欲しい。具体的にはいくら盗塁が多くても、それが盗塁死の倍と等しいならば価値はゼロ、下回るならば価値はマイナスである」という趣旨の赤星の発言である*1。この発言を、2014年になんJ民が数式に起こしたものが「赤星式盗塁」である。

元々、盗塁王というタイトルについては、盗塁数自体は最多だが、盗塁死も多く、技術や貢献度に疑問符の付くような選手が受賞するケースが後を絶たないことが問題になっていた*2。
赤星式盗塁は、盗塁死を抑えつつ盗塁を増やしていくのが真の盗塁王ではないかという古くからの疑問に答える指標である。

赤星式盗塁には、

盗塁成功率と盗塁成功数を両立している選手ほど高い数値になるので真の盗塁王を明らかにすることができる
最終的に「プラスならば良い」「マイナスならば悪い」という基準が分かりやすい
電卓を使わなくても暗算で容易に計算できる
現代野球における盗塁の第一人者として名高い赤星の発言が原案である
セイバーメトリクスによる統計的分析結果とほぼ一致している(後述)
盗塁死には「走者がいなくなること」と「アウトカウントが増えること」という2つのデメリットがあると考えると盗塁死を2倍して引く計算式が直感的に理解できる

アカボシはよくわかっとるわな
盗塁数自体は累積式やからとにかくやれば増やせる可能性はあるから中身がわからない