西武、野戦病院状態 頭抱える辻監督「もう選手いなくなるよ…まあ、考えます」
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西武・辻発彦監督が10日、野手陣の故障者続きに頭を抱えた。
5回、2死二塁で打席を迎えたドラフト4位ルーキーの若林楽人外野手(22)が自打球を右膝付近に当て、そのまま負傷交代するアクシデントに襲われた。
病院に向かった若林の検査結果待ちだった試合直後、指揮官は声を絞り出した。

 「それ(若林)が心配だね…。これだけ故障者が…。もう選手いなくなるよ…」

 ロッテ戦を前に山野辺翔内野手(26)が、左手母指を痛めたために出場選手登録を抹消されていた。
6日の楽天戦(メットライフドーム)の2回、三ゴロで一塁にヘッドスライディングをした際の負傷。
さらに、試合中に6盗塁でリーグトップだったルーキーのアクシデントに見舞われた。

 今季はベテランの栗山が下肢の張りが取れないため3月31日、山川が左太もも裏の軽い肉離れで4月1日、ドラフト6位ルーキーのブランドンが熱中症で3日、外崎は死球による左腓骨(ひこつ)骨折で4日に、それぞれ出場選手登録抹消となった。
これで、来日後、2週間の隔離期間中のスパンジェンバーグ、メヒアを除けば、離脱者以外の2軍調整中の支配下内野手は3人、外野手は5人。
そのうち綱島も8日に出場選手登録を抹消されたばかりだ。

 山野辺の代わり、また若林の状態次第ではさらに野手1人を2軍から招集することになるが、指揮官の声は沈むばかり。
「下(2軍)だってもう野手が足りないくらい。まあ、考えます」として球場を後にした。