プロ野球 阪神・矢野監督が語るソフトバンクの強さ 
ベテラン長谷川の姿に見た「一流とそうじゃない選手の違い」

日本シリーズ4連覇を果たしたソフトバンクの強さを虎将はどう見たか――。
24日の第3戦(ペイペイドーム)。
6回二死満塁のチャンスで代打として起用されたソフトバンク・長谷川勇也外野手(35)は巨人先発・サンチェスの初球を強振。ヘッドスライディングで一塁へ飛び込んだが、吉川尚の好守もあり惜しくも二ゴロに倒れる結果となった。
実績豊富な35歳のベテランが泥にまみれながらグラウンドを拳で叩いて悔しがるシーンは、ソフトバンクナインの勝利への強烈な執念を象徴する一幕として、野球ファンの間ですぐさま話題になった。

 阪神・矢野燿大監督(51)は翌25日に行われた秋季練習(甲子園)終了後、報道陣の取材に応対。
このシーンについて話題を振られると「代打だからね。1打席への執念、悔しさが強く出たのかなと。
(長谷川は)ファーストストライクをしっかり捉えて振り切れていた。それが一流とそうじゃない選手の違いの差というか。
そういう場面で使われる選手が(ベンチに)いるのがソフトバンクの強み」と応答。絶対王者の選手層の厚さに敬意を表した。