【ドラフト注目選手】明大・入江 野手から転身153キロ右腕、スプリット140キロ台
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 作新学院時代に野手として侍ジャパン高校代表に入ってから4年がたち、入江は再びマウンドを主戦場として輝きを放っている。
「ピッチャー一本でやろう」と進学した明大で背負うのは、いまやエースナンバーの「11」。
150キロ超の直球と140キロ台のスプリットを武器にする、大学生屈指の本格派だ。

 目標の存在が、すぐそばにいたのも大きかった。「こういう生活をすれば、勝てる投手になれる」と1学年上の森下暢仁(現広島)を崇拝。
私生活から観察した。登板週の木曜に投げ、金曜はノースロー。
試合前夜はうどんやパスタといった消化のいいものを食べる。徹底的にまねて、名門のエースを継承した。

 19日の早大戦で5回6失点と振るわなくとも、プロの評価は揺らいでいない。
阪神・畑山統括スカウトは「能力の高さは十分感じさせる」とポテンシャルを認める。
強打者から剛腕へ。華麗なる転身を経て、上位指名を勝ち取ってみせる。

 ◆入江 大生(いりえ・たいせい)1998年8月26日生まれ、22歳。栃木県日光市出身。右投げ右打ち。投手。187センチ、84キロ。
小3から今市レイダースで野球を始める。今市中では県央宇都宮ボーイズに所属。
作新学院では1年秋から投手としてベンチ入りし、内野手に転向した3年夏に全国制覇。
明大では1年春からリーグ戦登板し、通算2勝7敗。50メートル走6秒3、遠投120メートル。