【牛島和彦 視点】理解に苦しむ。9回2死一塁。同点にされた時点で山崎を降ろしたラミレス采配だ。
私にも抑えの経験があるが、逆転されたのならともかく、追いつかれたところで代えられたことはない。

山崎は今季、不安定な投球が続いているとはいえ、6セーブを挙げている。あんな場面で代えられては、ベンチとの信頼関係が心配になる。

代わった国吉も気の毒だ。クローザーが出ていった時点で気持ちは完全に切れている。
同点になって延長10回からというなら準備し直せるが、まさかのイニング途中。岡本に打たれたのはど真ん中の真っすぐだった。

最悪の逆転負け。悪い流れはベンチがつくった。
私が監督なら送りバントをさせているシーンが4度あった。2回1死一塁の平良の場面と6、7回の無死一塁、9回無死一、二塁。
走者を先の塁に送って相手に重圧をかけるべきなのに、ことごとく強攻して一度も走者を進められなかった。
ただ打つだけの野球では勝ちを拾えない。

https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/07/20/kiji/20200720s00001173024000c.html