>>296
ある時、金本が新井を連れて街中を闊歩していると俊介が阪神の選手から石を投げつけられていた。
なぜこんなことをしているのかと、辛いが鳥谷に問うと、
「この選手はアニキの記録を潰したからだ」
と答えた。
それを聞いたアニキは選手陣にこう言った。
「ならばしかたがない。続けなさい」
そしてこう続けた。
「ただし、レフトの守備に満足している者だけこの選手に石をぶつけなさい」
選手は、とまどい、やがて一人また一人とその場を離れ石をぶつけているのはアニキただ一人だけとなったが俊介には届かなかった。