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https://news.yahoo.co.jp/byline/kikuchiyoshitaka/20200404-00171436/
選手会がキャンプ招待選手の金銭補償を実施へ! その裏に隠れたマイナー選手の待遇格差

>補償内容は選手のサービスタイムに沿って5種類に分類され、それぞれ金額が変わる。額をみれば明らかなように、MLBが補償する額とは比べものにならないくらい高額になっている。

 0〜1年 : 5000ドル(約55万円)
 1〜2年 : 7500ドル(約83万円)
 2〜3年 : 1万5000ドル(約165万円)
 3〜5年 : 2万5000ドル(約275万円)
 6年以上 : 5万ドル(約550万円)

ちなみにこの補償は、招待選手でありながら過去に高額年俸を得て金銭的な余裕のあるベテラン選手たちは辞退することもできるという。

【マイナーリーグ選手内にある待遇格差】

 なぜ選手会のプログラムが招待選手枠だけのマイナーリーグ選手に限られたのかといえば、MLBの構造に起因するものだ。

 実はMLBの選手会は、各チームと契約しているすべての選手が所属できるわけではない。あくまでメジャーリーグの公式戦に出場できる出場ロースターに入り、サービスタイムを受けた選手だけに限られているのだ。

 つまりドラフト上位指名の選手でも入団時はマイナー契約のため選手会には入れず、メジャー初昇格してようやく選手会に所属できる。

 逆に一度でも選手会に所属できれば、その後マイナーリーグに回っても引退まで選手会所属扱いになり、MLBと選手会の間で規定する統一労働規約でも、マイナー契約でも最低額保障など数々の優遇措置を受けることもできる。

 マイナーリーグ選手たちが必死になってメジャー昇格を目指すのは、これほど大きな待遇格差があるからに他ならない。