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代表選考問題、延期で聞こえる五輪のきしみ

>五輪は、競技数や種目数の増加に伴う肥大化が自らの足かせとなってきた。それでいて東京五輪でも新競技を取り入れた。大晦日の歌番組のように、若者を五輪に取り込む思惑からで、その分、各競技のチーム数や選手数を抑えてバランスを取る。

 例えば一時的な追加競技として復活した男子の野球と女子のソフトボールは、出場チーム数が前回実施された08年北京五輪より減らされている。

 純粋な少数精鋭主義ならば合理的だが、各競技の世界的な普及と機会均等を意識し、競技力の低い大陸に配慮する。その考え方は単一の世界大会でも同様で、あるべき姿とはいえ、五輪は競技ごとの規模抑制との両立を図る分、競技力の高い国や大陸の代表権が「狭き門」になる。