>サイン盗み問題、日本プロ野球“衝撃”の裏面史 ビジター戦では真っ先にカメラや盗聴器探し…打者の両太ももに器具を装着する伝達法も

>当時、セ・リーグでサイン盗みの巣窟として、疑惑のやり玉にあげられていたのは広島市民球場だった。まだ電光掲示板がなかった時代。
スコアボードのノゾキ穴から、特殊な双眼鏡で捕手のサインを盗んでいたというのだ。他球団の申し入れで実際に立ち入り検査を受けたこともあったが、
何も出てこなかった。
 どこでのぞいていたかという話とは別に、サイン盗みの仕事に関わっていたという某球団の職員から、衝撃的な証言を得たことがある。盗んだサインの伝達法だ。
 「打者の太ももの両側に電気が走る器具を付けている。例えば、右側に電気が走ったら変化球、左側なら速球というように決める」

 こういった装置は「メジャーリーグのお古」だという。「メジャーでは当時、サイン盗みはひとつ間違うと頭部死球で野球生命の危機があるということで、
 取り締まりが強化されて使い道のなくなった装置が入ってきたんですよ」。