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【青森】弘前南 シード校撃破!急きょ登板の相馬主将、右足つりながら打者6人完全救援

◇第101回全国高校野球選手権青森大会2回戦 弘前南5―3八戸工大一(2019年7月13日 八戸長根)

 黒縁メガネのエース兼主将が不屈の闘志で大金星だ。2点リードの8回。それまで中堅を守っていた弘前南の背番号1・相馬(3年)が登板。
先頭打者の途中に右足ふくらはぎがつりながら10分間の治療後にマウンドに戻り、打者6人を完全に封じて甲子園春夏6度出場のシード校・八戸工大一を撃破した。

 「気をつけて水を飲んでいたけど、つってしまって…。でも、陸杜(りくと、斎藤)のために投げようと思った」。背番号1を争った左腕・斎藤が先発で7回3失点の力投。
ところが、その斎藤が内転筋を痛めて急きょ出番が来た。「力んでいた」からか、いきなり右足に激痛が走る。それでもマウンドに戻ってから3者三振に斬ると、9回も3者凡退できっちり締めた。