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金谷高野球部、2年生5人 秋季地区大会出場危うく

競技人口の減少が進む静岡県内高校野球で、新たな課題が持ち上がっている。金谷高野球部は、夏の大会後に3年生が引退すると残るのは2年生5人のみ。
わ県高野連によると、秋季地区大会に出場するには、東中西それぞれの地区内で連合チームを組むのが規定だが、中部で部員が足りないのは金谷だけ。現状のままでは出場できないため関係者は頭を悩ませている。

 近年、東部、西部の学校が部員不足で連合チームを組む事はあったが、中部の部員不足は初めて。
県高野連は「今後、議論の必要がある」としているが、金谷が今秋の公式戦に出場するには、校内で他の部活などから“助っ人”を募るか、中部の他校から選手を借りる手段しかない。

 同校は定時制課程の高校への改編が決まっていて、生徒数が減っている。「助っ人を募集しているが現状は厳しい」と青山監督。他校とのやりとりについては「新チームになり、誰にでもチャンスがある時期。そんな時に選手を借りるのは心苦しい」と話す。

 秋季地区大会の組み合わせ抽選会は8月上旬。他校から選手を借りて臨むには、日本高野連への申請が必要で時間的余裕はない。
県高野連は「貸す方も借りる方も複雑な思いがあると思う。チームの意向は尊重するが、金谷の選手に出たいという意思がある限り、高野連が間に立って調整したい」としている。