球団トップの藤原崇起オーナーは株主から外部取締役の不在を指摘され、

「球団役員はどの球団も、ほぼ親会社からの発展形になっている。ほぼ社外取締役はいないと認識している。
阪神の球団職員の中にも、いろんな経験をしている者がいる。そのあたりが意見を交わし、新しいタイガースを模索している。
ハイブリッドな経営になっているかと思っている」と回答したが、

さる阪神OBはこう言う。

「阪神の役員は、揚塩健治社長ら出向者を含め、親会社の役員で構成されている。部長、課長職も電鉄の社員が多い。
外部出身や選手上がりは部長に昇進できれば御の字です。阪神は、『電鉄出身のお偉いさん』が動かしている。
こうした閉鎖的な会社の体質が、2005年以降、優勝から遠ざかる要因を招いているといっていい」