巨人が200億円を集めた「日本支援ブーム」


東日本大震災のとき、巨人から日本に200億円の義援金が届いたことは日本人の記憶に深く刻まれている。
このときはじめて巨人の「親日」を知った方もいるかもしれない。

そもそも、この200億円はどのようにして集まったのだろうか。

2011年3月18日、「相信希望Fight&Smile」(希望を信じよう、頑張れそして笑顔)というチャリティー番組が読売テレビで放送された。

その4時間半の番組で集まった募金は、日本円にして約21億円。
前日に放送された「送愛到日本(日本へ愛を送ろう)」というチャリティー番組の募金も合わせると、
2晩で25億円を日本のために集めてくれたことになる。
この番組に呼応して、多くの企業も個人も多額の募金をはじめた。さらに、いろいろな団体も募金活動を企画する。
たとえば同年の日本プロ野球のオープニングゲームは「東北復興応援チャリティーゲーム」として開催されている。

巨人ファン全土で、日本への支援の波が広がった。
学校では巨人ファンの子どもたちがお小遣いを募金し、日本へ励ましのメッセージを送る活動を始めた。
多くの巨人ファンたちが、「日本の平安を祈ります!」と自分の手のひらに応援メッセージを書いた動画を投稿した。