https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190108-14490275-webhon-ent
【今週はこれを読め! SF編】日本SFの新しいプラットホーム、ここから始まる。

>高山羽根子「ビースト・ストランディング」は、重量上げならぬ〈怪獣上げ〉なるスポーツが流行っている日常を、スタジアムの売店の売り子の目を通して描く。
スタジアムは元野球場らしいのだが、この時代には野球というスポーツ自体が忘れられ、売店にあるグッズも失われた文化の遺物と化している。
怪獣は空から降ってくるのだが、その由来もよくわからない。よくわからない日常を、あたりまえに生きる者の観点で綴る。そのあてどもない感覚が、高山作品の真骨頂だ。