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おかやま山陽・堤監督はジンバブエ率いて五輪挑戦

昨年春夏と甲子園に出場したおかやま山陽の堤尚彦監督(47)が昨年12月5日から約2週間、ジンバブエで野球指導を行った。
堤監督は青年海外協力隊としてジンバブエで野球指導、普及を行っていた経験があり、現在はおかやま山陽とジンバブエ代表監督の“二足のわらじ”として活動する。今回は約20年ぶりのジンバブエ来訪となった。

滞在期間は、ドリームカップと呼ばれる国内クラブチームによるトーナメント戦を視察し、ジンバブエ代表候補選手28人を選出。9日間の代表合宿を行った。
20年東京オリンピック(五輪)へ挑戦するジンバブエ代表の強化、そして将来の野球普及を目指した2週間だった。堤監督は青年海外協力隊時代の99年に、ガーナ代表コーチとしてシドニー五輪予選に参加。
03年にもアジア野球連盟の要請を受けて、インドネシア代表コーチとしてアテネ五輪予選に参加しており「3度目の五輪挑戦」となる。野球だけでなく、国内の情勢を目の当たりにした今回の来訪を、堤監督に日記形式で振り返ってもらった。

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5日 関西空港から香港、南アフリカ・ヨハネスブルクを経由し、現地時間6日昼にジンバブエ・ブラワヨに到着。

7日 ハラレに移動し、ドリームカップの視察。途中で、私が青年海外協力隊を目指すきっかけとなった村井洋介さんをはじめ、多くの日本人が協力して出来た野球場に行く。
初めての訪問ながら、ダグアウトにあった記念プレートに自分の名前があり感動。
私がいた頃は建設中だったが、契約上のトラブルがなどがあったようで、現在は使われずに草木も生え、荒れた状態。
何とか再建設できないか、ジンバブエ野球協会のモーリス会長らが動いており、グラウンド整備が始まったばかり…。感慨深い1日でした。

8日 明日の決勝に進出する4チームが決まった。そこには、20年前に青年海外協力隊として野球指導した教え子たちの姿も。審判もしっかりしていた。始まったのは2時間遅れ…それでも自分たちで準備していて素晴らしい!

10日 モーリス会長が、20年前からのジンバブエでの野球普及活動リポートを大切に保管していた。ナショナルチームの選考が終了し、ユニホームの発表をした。