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日ハム吉田輝星が初告白 プロ入り決断へ揺れた胸中と決断

>■「褒められて伸びる性格」

 ――「金足農旋風」の立役者になり、プロの評価も「ドラ1候補」に急浮上。自分のニュースは気にしていた?

「(笑顔で)結構、記事は見てました。すごく気になっていました」

 ――その一方で、両親や恩師は大学進学を勧めていた。

「『大学に行って力をつけてからの方が、より完全な形でプロの世界に行ける』という話も出たのですが、それを聞いて思ったのは、僕は大学進学なら東北地区で野球をやることになる。
そうなると明治神宮大会に出ない限り、(好選手が多い)近畿勢とは戦えない。秋田県内でやったときみたいに、『自分が一番』っていう考えに少しでもなってしまったときに、そこで成長は止まってしまうかもしれない。
プロ野球の世界は、自分よりすごいところがある人がたくさんいて、自分より下の人がいない、っていうくらいの環境だと思う。同じ4年間を過ごすなら、自分がしっかりやりさえすれば、プロへ挑戦した方が成長の幅が広がるのかな、と思いました」

 ――大学へ行くことへの不安は、少なからずあった?

「まあ……一番になるとかではなくても、有名になるというか、騒がれるようになってくると、すぐ油断してしまうかなというのはありました」

 ――油断しやすいタイプ?

「褒められて伸びる方ではあると思うので、ちょっと油断するときもありますね(笑い)」

 ――U18で同じくドラフト1位指名された根尾昂(中日)や藤原恭大(ロッテ)、小園海斗(広島)たちとプレーしたことも、プロ入りを決断する要因になったと思いますが、中でも、根尾に大きな刺激を受けたとか?

「そうですね。あいつは特に意識が高かったですから。いろんな話を聞いた? 聞きましたね(笑い)」

 ――どんな話を?

「根尾が部屋に来たり、自分が部屋に行ったりして……」