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 新球場の特徴としてガラスを使った巨大な壁(グラスウォール)も挙げられる。天然芝の育成に不可欠な太陽光を取り込み、球場に開放感をもたらす役割がある。
また球場のレフト上段に温浴施設を設けることや、「世界ナンバーワン、あるいはそのポジションを狙えるような」(三谷氏)LEDビジョンを設置することも予定している。

 三谷氏は「スポーツを産業にしていきましょうという話があるなかで、ハードの課題があるのではないかと感じている。
世界基準、もしくはそれ以上のユニークさというものをこの球場が持ち合わせることで、インバウンドの方々にも魅力を伝えていけるのではないか」と話した。

 なお新球場のアクセスについて、前述したとおり現状の最寄り駅は北広島駅となる。
この点について今後の計画を三谷氏に尋ねたところ、「鉄道もあれば道路もあり、どう分担させるのかを考える必要がある。ピークのタイミングに今の供給量で需要をカバーできるのか。
供給の部分については我々だけではできない。鉄路に関してはJR北海道や北広島市と協議をしているが、結論はまだ出ていない。
道路に関しても国土交通省や北海道庁と話し合いを行ない、どういった道路状況が好ましいのか、道路の延伸などのシミュレーションをしている状況だ」と述べる。
さらに新駅を前提とせず、既存駅をベースにBRTや自動運転車などの組み合わせも視野に入れて検討していると説明した。