西村 現時点では(山本)由伸の先発というのは考えないようにしている。
由伸にもこれはハッキリ言ったけど『八回のセットアッパーなのか、先発になるのか。チーム全体を見て、お前をどこにはめるかはこっちが決める』と。
八回に誰もいなければ、由伸になるし、そこを誰かがカバーできるのであれば、由伸を先発で、となるし。
ただ、現時点で肘肩の体力とか、全体の体力とか、そこを作ることが第一じゃないか、と。

 星野 タイプ的には確かにリリーフなのかな、と。(吉田)一将とかもいるし、近藤、沢田も。そこは争いに。

 西村 やっぱり競争になる。
誰かがそこにはまってくれれば、チームとしても大きくて、相手と勝負できるようになる。
競争で勝ち取った選手は自信にもなるし、レギュラーというか、そういうものを取ると長くできる。

 星野 大変ですね、これから。

 西村 大丈夫ですよ。一回、(監督)経験あるんでね(笑)

 ロッテの現役時代の西村監督は本当に嫌な選手だった。
塁上で走るそぶりを一切みせないのに、簡単に三盗された。
もちろん最大限の注意を払っていました。
投手へのプレッシャーのかけ方を熟知されている方。
クセの研究、スタートの切り方もうまい。それは僕が保証します(笑)

 もともと足を生かしてプロ野球でメシを食ってきた選手ですから、そこを前面に出していくのでは。
1、2番に足の速い選手を置いて4番の吉田正でかえす。どんな野球をしてくれるのか、楽しみだ。