ラミレス「状態は良くなっているし、横浜スタジアムでは打率・297と打っている。それに彼の持ち味は守備だし、何をするにも一生懸命。
全く心配していないし、私の信頼するショートは倉本だ」


ラミレス「監督として、この選手をレギュラーでいくというのは重い決断。
選手を信頼しているし、私は我慢するタイプ。
50打席くらい立って調子が悪いから休ませるというタイプではない監督です。
倉本はスタジアムに早く来て、しっかり準備している。
たとえ20打数0安打でも、プレーしたいという選手だと思うので毎日使います。
私も現役時代は毎日プレーしたいと思っていた。おそらく彼も同じでしょう。
レギュラーに指名した選手は我慢して起用するし、彼らがAクラスに上げてくれると信じている」


ラミレス「多くの人は、その時に倉本の調子が良くなかったので、2〜3日だけ9番に置いて、すぐに6番や7番に戻すだろうと考えていたと思う。しかし、倉本という打者は非常に得点圏に強く、(左打者ながら)左投手でも得点圏打率.300以上を打っている。
9番に置くことで、8番を投手、7番に足の速い梶谷を置く。梶谷が塁に出ると、投手がバント、得点圏に強い倉本という形になって、9番に置いてから実際に数字がどんどん上がってきた。9番に置くことによってバントをする必要がないし、おもいきり打ってくれと。
『チャンスが来たらお前に託したぞ』というところで非常に結果を出してくれた。そこで落ち着いたと思う」


ラミレス「倉本は、2016年には6番を打つことが多かった。もちろんその時も得点圏打率.300以上を打っていたが、クリーンアップのロペス、筒香、宮崎は梶谷に比べると足は速いほうではない。6番で倉本がヒットを打ってもなかなか還せなかった。
9番に置き、足の速い梶谷に7番を打たせることで、得点圏打率の高さが有効に働いたと思う。9番ショートで50打点以上、得点圏打率.340以上という非常に素晴らしい数字を残してくれた」