物心ついた時には俺の父は義父だった
そいつは俺をからかい馬鹿にしていつも家庭の笑い者にしていた
俺はそうやって他人からいじられて生きるものだと教え込まれたんだろう
世の中へ出ても、みんなが俺を軽く扱う
その事に疑問を持つようになったのは彼女が出来て結婚を考えるようになった時
俺みたいな男が家庭を持っても、このままでは彼女も子供も惨めな思いをさせる
そうならないように頑張ってみたが無理だった