漆黒の闇の中を歩く
そこは薄暗い出口のないトンネル

かつていた無邪気な少年には世界は光輝いて見えた

しかしこの世が糞の塊と知ってしまった
無邪気な少年の心を宿した青年は圧倒的リアルの前に立ち尽くすのみ

あの日確かに少年は無邪気だった
大人の打算的世界に触れ、大人のエゴや薄汚さにどんどん侵食されていく
青年は何を思う
夕暮れ時
街がオレンジ色に染まっていく
切なさで心が一杯になる
青年の心は黒く染まっていく
心の中の無邪気な少年は泣いている

あの日の少年の思いは宙を・・・・