中学生くらいから嫌なこと面倒なことがあると、いかにしてラクしてやり過ごすかを考えてきた
恋愛もがんばって彼女を作るんじゃなくて、趣味やゲームにへと現実逃避へ
20歳越えてからもいない歴が分かるのがイヤだったから、ひたすら趣味やゲームに没頭した
そして就職後は職場と家の行き帰りの生活、そこでも頑張らなくてもまだ大丈夫だろうと言い聞かせてきた
辛いことや苦しいことに直面しても、「無理無理」とその壁を乗り越える努力をすることはなかった
そうしているうちに30代後半に突入、同年代ならかんたんに飛び越えられる壁も
底辺へ底辺へと沈んでいった俺にとってはるか高くそびえ立っていた
その壁はどんどん高くなっていき、俺はただ絶望するだけだった