"空を眺めていた。鳥はなぜあんなに高く飛べるのだろうと。
ふと思った。自分ももしかしてあんな風にして飛べるのではないか。
けど次の瞬間に思ったこと。
「1人よりも2人の方が、もっともっと高く飛べるのではないか?」
「1人で足下を眺めているより、2人で空を飛んだらもっとすごい景色が見られるのではないか?」

今までは1人でもいいと思っていた。
1人でも生きて行けると思っていた。
同じ日常がいつまでも続くと思っていた。

けど、同じ日常を生きていても、心はいつまでも同じではないことに気付いてしまった。
1人で生きて行くことが苦しいと気付いてしまった。
寂しさとは何かを、幸せとは何かを、はっきりと心の中に映し出してしまった。

一体これからの日常は何の為に、何を支えに生きて行けばいいのか。
そう思った時こそ、愛する人の体の温もりが、愛する人の思いが、
自分の人生の中心になると、自分の心の大きな部分を占めることになるだろうと、
あなたたちは気付こうとしないのですか。

美味しい物を食べていても、ベッドの中に入っても、綺麗な景色を眺めていても、
隣りに愛する人がいた方が、ずっとずっと綺麗な景色が見られると、
美味しい物を食べて心も顔もほころぶと、ベッドの中で子供みたいに甘えられる相手がいると、
そう気付いた時が、新しい日々の始まりだと、あなたたちは思わないのですか。
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