韓国アイドルグループの日本人の元メンバー・ユナが22日、AbemaTVのニュース番組「AbemaPrime」に出演。韓国のアイドル事情や事務所の実態について語った。
事務所から受けた不当な扱いとして、活動していたもののメンバーに給料は未払いで、実家からの仕送りで生活。
身体を触られるなどのセクハラも受けるなどしたため、徐々に心身ともに不調をきたしたが、事務所は体調を崩しても「心配より前に診断書をもってこいとしか言われなかった」とした。その後、心労で一時帰国し、入院したという。
昨年12月にはグループを脱退し、現在は7年結んでいた契約を違反したとし、所属事務所から約1500万にのぼる賠償金を求められている状態だという。

また、番組司会者が“整形”や“枕営業”についての質問を投げかけた際、ユナは「事務所は強要しないけど、まわりのアイドルが綺麗な子が多いので自分で“目をやりたい”、“鼻をやりたい”と事務所の方に頼んで、許可出たらやる(整形)という形だった」と明かしていた。

番組では18日に亡くなったSHINeeのジョンヒョンさんについて取り上げつつ、韓国芸能界の自殺者の実態についても放送。
韓国メディアの調べによると、韓国の芸能人の38.9%が鬱に悩まされ、40%が自殺を考えたことがあるとしており、ユナの周りでも「突然SNSがおかしいと感じて連絡したらやはり苦しんでいたりだとかそういう子が多い」とした。
韓国芸能界事情に精通したライターの高月靖氏も「幼いころから芸能界しか知らないという人も多く、激しい競争のストレスにさらされてどんどん病んでいくという傾向がある」と見解をのべた。

枕営業の実態については高月氏が「日本で一時期騒がれたほどではないが、多いのは名前のない若手がチャンスを掴むために自分からという場合はあるようだ」と述べていた。
一連の件について、韓国の事務所ではこのようなことが頻繁に起こっていることか?という質問に高月氏は「韓国のメディアでも取り上げられていることなので、一部の話ではない。
大手の芸能事務所はリスクを承知の上できっちり管理しているが、小さいところになってくるとかなりえげつないことを平気でする」と、していた。(一部割愛)